私は旅行が好きで、ダンナさんと家族旅行でよくどこかにでかけます。しかし、二人ともあまり下調べが好きではありません。まず、私は大変方向オンチなため、下調べをして決めたように動きたくても絶対思ったとおりにならない、ということを学生時代に知ったからです。また、二人ともあまり歴史など興味がないのに、いったん有名な建物に入ってしまったりすると、「昔の人はすごいねえ。細かい仕事するねえ」などと言いながらすごく
時間を決めない家族旅行... の続きを読む
路面電車に揺られ、昭和初期の名建築・豊橋市公会堂を眺め、吉田城跡を散策するなどして市内観光を楽しみ、ホテルに戻ってきた私は、炎が燃え盛る暖炉の前に落ち着いた。このホテルには、ガスの炎が揺らめく暖炉がバーの中央に置かれているのである。その炎を眺めながら、ときに私の席から見える絵画に視線を送った。地元・豊橋に生まれた森清治郎の名作『ガルタンプの流れ』である。フランスのガルタンプ川が、中世を思わせる町の
暖炉の前で名画と再会する縁... の続きを読む
トレッキングを組み込んだ旅行は、体力を上手にコントロールしたい。疲労で翌日は動けないとか、宿で寝込むようなことになったら、旅行が無駄になってしまう。一日中歩くつもりなら、食事タイムを兼ねた長い休憩を必ず1回入れよう。ほかにも、最初の一時間は、20分歩いたら2分立ち止まる程度の短時間ウォークで、休みを入れながら体を慣らす。その後は1時間に1回程度、5〜10分くらいの休みを入れる。ちょうど小学校の時間
上手なペース配分で疲れ防止... の続きを読む
旅行の情報収集は、まずガイドブックや雑誌からはじまる。地域別や目的別に編集されて特集を組んでいたりするから、広く浅く、その土地の雰囲気や全体像を知ることができて便利だ。その後、さらに的を絞って細かい情報を手に入れるには、現地の人に聞くのがいちばん。地元の市町村役場や観光協会では、必ずといっていいほど自前の観光パンフレットやイラストマップなどをつくっているから、それを請求すればいい。年間を通してのも
地元の観光協会を利用する... の続きを読む
旅行に出かけるとき、心強いものの代表が風呂敷だ。日本文化の優秀さが凝縮されたような品である。小さく丸めて押し込めば、バッグのなかでじゃまにならない。また、衣類を分類しておくときには大きく広げて包める。それ以外にも、買ったお土産をまとめて包んでおいたり、壊れやすいものをくるんでおくなど用途は広く、旅先で重宝する。また、女性が旅行に出かけるときに、ぜひ持っていきたいのが、大判のスカーフ。寒いときは肩に
旅先に風呂敷は欠かせない... の続きを読む
外資系ホテルや外資系ファンドが買収したホテルと言えば、高級ホテルを連想する人も多いと思うが、今日では中級ホテルやビジネスホテルまでと、その領域はどんどん拡大している。例えば、フランスのアコ・グループはオフィスビルを取得してホテルに改造、○四年一〇月にメルキュールホテル銀座東京を開業した。オフィスビルをホテルに転用したというのは初めてだろうか、さすが世界の市場をリードしてきた外資系ホテルである。天井
中級クラスに広がる外資系ホテル... の続きを読む
島国特性とでも、ひきこもりとでもいうか、新参者を受け入れにくい日本の風土もあるのではないかと思う。新興航空会社の登場による市場の活性化は望みつつも、それによって既存の大手がダメージを受けてしまうことを、国は望んでいない。自由競争経済だから競争は歓迎しても、海外のように最大手が破産したりM&Aを繰り返すほどの状況は見たくないようだ。各大手航空会社も、世界的なLCCの広がりや航空業界の変化を感じて経営
新参者を受け入れにくい日本の風土もある... の続きを読む
僕の海外での買い物のオススメ第1位は何といっても携帯電話なのです。プリペイドで十分です。凄いことに、空港で携帯の自動販売機があるターミナルもあります。その自販機では、少し高めで5000円から1万円位で携帯本体が売られています。キャリア(電話会社)ではない街の携帯電話専門店に行けば、2000円くらいから売っています。日本でもそうですが、キャリアショップに行くと、定価の最新機種しか売っていないことがほ
日本と韓国を除いた世界中でつかえる携帯電話... の続きを読む
日本人観光客の多くはカメラやビデオ撮影が好きで、海外のどこにいってもレンズをむけている。かつては、わがもの顔の行動でひんしゅくを買う日本の団体ツアー客のトレードマークが、首からぶら下げたカメラだった。さすがにいまは、そんなヤボな人はいなくなったが、海外旅行の楽しみのひとつが写真撮影だという人は多い。だが、どんなに世界中の人が集まる観光地でも、むやみにカメラであちこちを撮影してはいけない。人物が写真
長距離バスの後部座席に座ってはいけない... の続きを読む
2人の旅行の出発に際し、まず、必要なものは、嘘のスケジュール表です。たとえば、奥さんに内緒なら、「第45回、お取引先ご接待だよ、全員集合!ハワイ大コンペ大会」などと銘打ったスケジュール表を、さりげなく奥さんの目につく場所に置いておくといいでしょう。中途半端に「北海道でコンペなんだ」などと国内出張のようなフリはやめておきましょう。帰国後パスポートをチェックされたら、おしまいです。会社に秘密の社内恋愛
まず、必要なのは、嘘のスケジュール... の続きを読む
ホテルでも「掟」があります。日本の温泉旅館などでは深夜までドンチャンしていても、ある程度大目にみられることはあります(というより、温泉に限らず宴会となると2次会、3次会と、だらだらといつまでも切れない、というのが日本人の悪い癖かもしれませんが)。しかし、欧米では「夜11時になったら、大人も子供もおとなしくする」というのが「掟」です。11時を過ぎたら(ベッドでパートナーが大声を上げてしまうのは仕方な
「何も知らない日本人が来た」と誤解されないために... の続きを読む
紛れもなく長距離鈍行の王者といえる存在だ。なにかと効率優先ばかりが叫ばれるご時世だが、そんな風潮には見向きもせず、厳たる己の主張を貫き通すのが2429D列車といえそうだ。「おれを味わいたければこれに乗れ」という根室本線の声が、時刻表を開けば聞こえてくるようでもある。その声に誘われるまま、私ははるばる北海道までやって来て、今、滝川の駅頭に立っている。平成一八年三月八日(水)、午前九時を少しまわったと
長距離鈍行の王者2429D乗り通す... の続きを読む
平成一九年九月八日、土曜日、午前八時半すぎ、昨夜の通り雨のせいか、少し湿っぽい京都駅前に立つ。前衛芸術的ではあるが賛否両論ある駅ビルの頭上に、低くたれこめた重々しい雲が陰影な風情を醸し出し、山陰本線の旅立ちにふさわしいと思っていたら、ときおり雲の切れ間から強い陽が射して、歩道を行きかう白人観光客の産毛やすね毛をキラキラと光らせる。きつい香水の匂いが鼻をつく。京都駅の山陰本線乗り場は、構内はずれの場
京都駅に付け足したような山陰本線ホーム... の続きを読む
次の日も「リゾートしらかみ」で旅を続けようと思ったが、人気列車だけあって予約がとれない。仕方なく普通のローカル列車に乗車、観光列車ではうかがい知れない普段着の五能線の姿を見るチャンスと考えることにした。列車は四両編成のディーゼルカー。普段は二両編成だから倍の長さなのだが、鯵ヶ沢まではあとの二両は回送だという。満員の「リゾートしらかみ」と違ってこの列車はカラカラ。「リゾート」の通過する駅もすべて停車
波打ち際からりんご畑へ... の続きを読む